就農計画の立て方(その3) 機械と作業場を確保する

2022年3月19日

就農計画の立て方 (その2) 栽培計画を立てる
作物ごとの栽培計画が立てれたなら、
次は機械の購入と作業場の確保を考えます。

どちらも難易度が高いですが、非農家からの就農の場合は
作業場の確保の方が難易度が高い気がします。

機械の購入

まず機械についてですが、次のような選択肢があります。

①新品を買う
②中古を買う
③レンタルする

新品購入をお勧めするケース

特殊な機械は、修理が難しい可能性があるので、
新品をお勧めします。

新品購入すると、その販売代理店に
・取り扱い方を説明してもらえる、
・メンテナンスを頼みやすいという
利点があります。

農業機械の仕組みや修理に慣れていない方は
可能な限り新品を購入した方が良いと思います。

中古購入をお勧めするケース

中古機械は新品よりも壊れやすく、
修理は避けられないと思います。

従って、管理機など汎用性の高い機械や
修理先を確保できている場合はお勧めです。

農業機械の仕組みや修理に慣れている方には
中古購入をお勧めです。

レンタルをお勧めするケース

正直、大規模でない限りはレンタルが一番気軽です。

地元の農協や研修先ででレンタルできるなら
それが一番良いでしょう。
あとは、個人の農家さんから借りるということもできます。

同じ作物ならば、他の農家さんも使う時期が一緒なので、
自分のやりたい時期に借りることができない可能性も
頭に入れておきます。

作業場の確保

作業場については、次のような選択肢があると思います。

①倉庫を建てる
②ビニールハウスを建てる
③倉庫を借りる

倉庫を建てるには土地も必要ですし、高額の費用が掛かります。

ビニールハウスは借りた畑に建てられるので、
比較的容易で倉庫ほど費用も掛かりません。
ただし、ビニールハウスも通電させようとすると
電柱からハウスへの電線工事が必要となりますので
費用が掛かります。

一番費用が抑えられ、使いやすいのが、倉庫を借りる方法です。
離農した農家さんの倉庫を借りるのがおすすめです。
倉庫にある機械や資材も譲ってもらえるかもしれません。

機械と作業場をそろえるには時間がかかるので、
よく計画して情報を集めておきます。